仕組みと使い方
冒頭90秒からL/R相関とMid/Sideのエネルギーを求めます。Mid=(L+R)/2、side=(L-R)/2です。Side比率はエネルギー比であり、ステレオ幅の普遍的な評価値ではありません。
具体例
左右が同一のチャンネルでは相関が+1となり、Sideエネルギーはありません。極性が反対のチャンネルでは-1となり、モノラルで打ち消し合います。ミックスを変更する前に試聴してください。
結果の読み方
相関は左右チャンネルの関係を表し、ミッド/サイドのエネルギーは左右の和と差を表します。これらの測定値は互いに置き換えられません。打ち消し合いや、ほぼモノラルの音源を見つける助けにはなりますが、曲にとって芸術的に最適な状態を判断するものではありません。
よくある間違い
サイドのエネルギーを最大化することをマスタリングの目標にしないでください。高域の広いアンビエンスと中央に定位する低音は、意図的な場合があります。区間全体の相関を1つの値にすると短時間の問題が隠れることがあるため、モノラルで聴き、該当区間を確認してください。
音楽制作のよくある質問
マスタリングのステレオ幅とは何ですか?
ステレオ幅は、ステレオ音場に感じられる広がりを表します。このツールは万能な幅のスコアを作り出すのではなく、実際の左右サンプルから求めた相関とサイドエネルギーの割合を表示します。
位相相関メーターとは何ですか?
チャンネル間の関係を比較するものです。変動する信号が両チャンネルで同一なら相関は+1、極性を反転したコピー同士なら-1になります。無音や一定値の信号には意味のある正規化相関がないため、このツールは見せかけのゼロではなく、未定義と表示します。
ステレオをモノラルにすると何が起こりますか?
左右を加算すると、逆極性の成分が弱まったり、打ち消されたりします。mid=(L+R)/2では、完全に逆極性のチャンネル同士は完全に打ち消し合います。リリース前にモノラルの結果を聴いてください。負の値は診断の手掛かりであり、自動的に良否を決めるものではありません。
出典と計算上の注意
測定からマスタリングへ
測定値を理解したうえで、ご自身のミックスとリファレンスを比較しましょう。最後に判断するのは、あなたの耳です。